私たちの体は約60 兆個の細胞で作られていますが、個々の細胞では生命維持のための代謝が行われたり、生命活動のためエネルギーがつくられたりと、じつに多様に作用しています。そうした細胞はまさに化学反応の実験に例えられます。
そしてこの化学反応に欠かせないのが酵素です。
体内には約3000 種類の酵素がありますが、その働きを助ける触媒が、ミネラルやビタミンなのです。
ミネラルやビタミンの欠乏により酵素が十分に働けない状態が長く続くと、細胞の働きが低下し生命活動に歪みが生じるリスクが高くなります。

・個々の細胞内における化学反応には酵素が不可欠
・酵素をスムーズに働かせるにはミネラルやビタミンが不可欠

91 種の必須栄養素のうち、ミネラルは60 種類と、全体の3 分の2 を占めています。
ミネラルは、酵素、ビタミン、DNA、RNA、ホルモンなどが力を十分に発揮するために欠かせない要素です。
また、必須脂肪酸やファイトケミカル(植物のつくり出すポリフェノール類の抗酸化物質など)の吸収と働きも促進します。
これほど広範囲に作用する栄養素は他にはありません。
ミネラルにはビタミンそのものを活性化させる働きがあり、予防医学の提唱者、栄養学者のアール・ミンデル博士は著書『ビタミンバイブル』※ の中で、「ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしではなにもできない。ミネラルは栄養の世界のシンデレラと私は言いたい。
…ビタミンはミネラル助けなしには吸収されることもその機能を果たすことはできない。」と述べています。

・ビタミンを活性化させるのはミネラル

Earl Mindell ( 原著),『完全版 ビタミン・バイブル』, 小学館, 2004, 525p

現代人に不足するミネラル

体内では合成できないミネラルは、食物として摂る必要がありますが、現代の土壌に含まれるミネラルには限りがあり、野菜や果物に含まれる植物性ミネラルも大幅に減少しています。
ミネラル不足の農作物をたくさん食べても、ミネラルを充分に摂取できない状況になっています。

微量でも体に必須の栄養素 「ミネラル」

人間の体の約 96%は酸素、炭素、水素、窒素の 4 元素から、残りの約4%はミネラルから出来ています。
体内に占めるミネラルの割合は小さいですが、生体組織の構成や生理機能の維持・調節に必要不可欠な微量栄養素で、健康維持の大切な役割を担っています。

多量(主要)ミネラル
( 量が比較的多い )
ナトリウム・カリウム・カルシウム・
マグネシウム・リン・硫黄・塩素

微量ミネラル
( 量が少ない )
鉄・亜鉛・銅・マンガン・ヨウ素・セレン・クロム・
モリブデン・コバルト

厚生労働省では、これら16種類のうち硫黄、塩素、コバルトを除く13種類について、1日の食事摂取基準を定めています。

この他にも、フッ素やバナジウム、金や銀やニッケル等、体内には様々な働きをする微量ミネラル
が存在しています。ミネラルは体内で作り出すことができないため、食品や飲料などから継続的
に、バランスよく摂取する必要があります。

植物性ミネラルドリンク(プラントミネラル)の成分表

体内の植物性ミネラルの種類が豊富であることが重要

植物や動物の生育には様々な微量栄養素が必要とされ、成長は与えられた量の中でも最も少ない栄養素に影響されます。
これは生物である人間にもあてはまり、偏った栄養状態では健康を維持することはできません。
生物の成長を桶に張った水に見立て、桶を形成する板をそれぞれ栄養素に例えてみましょう。一枚の板の長さがどれだけ長くても、入っている水は一番短い板の高さで溢れだしてしまいます。つまり最も少ない栄養素のレベルが他のビタミン、ミネラルの上限になってしまうということです。不足したミネラルとビタミンがあると、他の栄養素もそれを超えて機能することはできないのです。
ミネラルは単一量の多さより、種類の多さと含有量のバランスが重要です。植物性ミネラルはこれらの条件を満たし、体内への吸収率も高いことから、大変貴重なサプリメントの原材料として世界中で注目されています。

ミネラルの相関図

ミネラルは互いに結びつき、協力し合うことで相互に作用します。そのためにも多種のミネラルがバランスよく存在することが大切なのです。

有害ミネラルについて(ヒ素やアルミニウム、水銀、スズ、鉛)はこちら

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